技術ガイド · 設計・計算
酸素換算(O₂補正)とは、測定した排出濃度を、定められた標準酸素濃度のときの値に換算する計算です。空気で希釈された排ガスは濃度が低く測定されるため、施設どうしを同じ条件で比べ、排出基準と照らし合わせるには酸素濃度をそろえる必要があります。
C = Cₛ × (21 − Oₙ) ÷ (21 − Oₛ)
Cdry = Cwet ÷ (1 − W)
大気中の酸素濃度の値には21または20.9を使います。従う排出基準や測定方法に記載された式を確認し、同じ値を選んでください。標準酸素濃度は施設の種類ごとに定められているため、適用される排出基準・許可条件で確認します。日本の大気汚染防止法でも、ばいじん・NOxの標準酸素濃度(Oₙ)は施設の種類ごとに定められています。
乾きガス基準で NOx 80 ppm、酸素 9% を測定し、標準酸素濃度が 12% の場合です。
空気が多く混じると、同じ量の汚染物質でも濃度は低く測定されます。標準酸素濃度にそろえることで、希釈の程度に関係なく施設の実際の排出レベルを比較できます。
施設の種類ごとの標準酸素濃度は、適用される排出基準に定められています。同じ施設でも基準が改正されることがあるため、最新の法令・条例と許可条件を確認してください。
どちらの単位でも換算の計算は同じです。換算係数を掛けるだけなので、入力した単位のまま結果が出ます。単位を変える場合はppm ↔ mg/Nm³ 濃度換算をあわせてお使いください。
文:マイクロワン技術研究所 · 最終更新:2026年11月1日 · 技術ガイド一覧へ →
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