技術ガイド · 運転・点検
バグフィルターの圧力損失が上がったときは、すぐにフィルターバッグを交換するより、まず計測が正しいかを確かめ、ガス量・払い落とし・結露・ダスト・フィルターバッグの順に原因を絞り込むほうが早く解決できます。下の手順に沿って確認し、該当する項目にチェックしてください。
1回の測定値よりも、払い落とし直後の差圧(残留差圧)の推移を見ることが重要です。払い落とすと差圧はいったん下がって再び上がりますが、払い落とし直後の値が数週間から数か月にわたって上がり続ける場合は、ろ布の表面や内部が目詰まりしつつあるサインです。
ダストがろ布の内部に入り込んで堆積する一般的なフィルターバッグは、使うほど残留差圧が上がる傾向があります。ろ布の表面でダストを捕集するePTFEメンブレンフィルターバッグ(DuraFill™)は、ダストがろ布の内部に入り込まないため払い落としがしやすく、圧力損失が低く安定しやすい傾向があります。原理は深層ろ過と表面ろ過のコラムで詳しく解説しています。
急に上がった場合は、結露、払い落とし系統の故障、ガス量の急増など、運転条件が変わったケースが多くあります。徐々に上がる場合は、ろ布表面の目詰まりが進んでいるケースが多くあります。
はい。差圧が急に下がった場合は、フィルターバッグの破損や脱落によってガスがリークしている可能性があります。排出濃度とあわせて確認してください。
ファンの消費動力が増え、払い落としが頻繁になって、圧縮空気の使用量とフィルターバッグの摩耗が増えます。処理風量が不足して、工程に影響することもあります。
文:マイクロワン技術研究所 · 最終更新:2026年10月29日 · 技術ガイド一覧へ →
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